最新の栄養学part1
☆ 《脂質のイメージ》
「脂質」は「糖質」「たんぱく質」に並ぶ3大栄養素の一つです。しかし、「脂質」=(イコール)「油っこい食べ物」=「健康に悪い物」というイメージの方が多い!? !?!?
実は「脂質」と一口に言っても様々な物質の総称であり、その内容を細かく見ていくと一概に「健康に悪い物」とは言えない側面があります。。。。。。。!!!
その中でも必要な脂質は「脂肪酸」です。。。。。ん〜あまり聞きなれないですかね。。。。。。
☆ 脂肪酸とは?
「脂肪酸」は「脂質」の主要な構成要素。。。。。
脂肪酸が他の様々な物質と結びつくことで脂質になります。
脂肪酸は体内で以下の働きを助けます!!!
・ 活動のエネルギー源(カロリー)
・ 人体の細胞膜、ホルモン、核膜などの生成
・ 皮下脂肪として臓器や外部刺激(寒さや物理刺激)からの保護(バリア機能)
・ 脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)の吸収促進
☆ 《脂肪酸の種類》
■「飽和脂肪酸」・・・・・過剰摂取の傾向があるので、意識して適量を心がける
・ エネルギーとして使われやすく、体内で合成できる脂肪酸
・ 一般に過剰摂取になりやすく、過剰摂取は健康面でデメリットあり
・ 肉、乳製品(牛乳、バター)卵黄、チョコレート、ココナッツ
■「一価不飽和脂肪酸」・・・・・不足しがちなので意識してとるようにする。
・ オメガ脂肪酸とも呼ばれる
・ 比較的エネルギーとして使われにくく、常温で液体の脂肪酸
・ オリーブオイル、菜種油、アボカド、タラ肝油、イワシ油などに多く含まれる
■「多価不飽和脂肪酸」・・・・・・不足しがちなので意識してとるようにする。
・ 体内で合成できない必須脂肪酸を含む
・ 魚油(青魚)、植物油(トウモロコシ油・大豆油・サラダ油等)、クルミ、えごまなどに多く含まれる
・ リノール酸、DHA、EPAなど
■「トランス脂肪酸」・・・・・極力取らないことが健康上はプラスになるという事になります。
・ 植物油を高温にする過程などで生成される脂肪酸・・・植物オイルで揚げ物など作りますよね〜
・ 健康に対するマイナス面が報告されている
・ マーガリン、ショートニング、加工油脂などに含まれる可能性がある
☆ 《脂肪酸と健康》
「飽和脂肪酸」を取りすぎてしまい「脂質」という言葉の印象悪化をまねいて、「脂肪=悪」となっているんですよね〜
近年では特に海外で「トランス脂肪酸」が大きな問題となっています!!
逆に、脂質の一種にもかかわらず「DHA、EPE」は健康に良い!!
☆《悪い脂肪と良い脂肪の簡単な見分け方》
・常温で固形化したした脂肪。。。。特に植物性油脂で常温で固形化した物(マーガリンやヤシ油、パーム油)動物性油脂で常温で固形化した物は適量では実は身体に有益なことが多い(バターやラード、肉の脂身)
・植物オイルが全て良いとは限らない!?!?
・実はラードは通常使用では植物オイルより有益な場合が多い!!!
・ある実験ではラードを与え続けたラットと植物オイルを与え続けたラットでは体内残留脂肪は植物オイルの方が多く100%のラットが脂肪 肝になっていたという結果がある!!!
・通常使用では動物性油脂の方が有益である結果が最近の常識。。。
なぜか・・・・人間も動物だから。。。。
☆《REXではマックのポテトは食べないように言っています。。。その理由》
・アメリカのマックでは液体の植物性油脂とラードをブレンドして使用しているが日本のマックではまだ諸外国で禁止となったブレンドオイル を使用している。
・マックのシェイクも大量の植物油脂を使用して。。。。あの滑らかさを出しています。
☆《危険なアイスクリームやお菓子!!!》
・子供たちが大好きなアイスクリームも超危険です!!
・植物性油脂の不使用のアイスは・・・・「ハーゲンダッツ」 !!!
・「ラクトアイス」と称するものは良くないですな〜
「ラクトアイス」とは乳脂肪3%以下で油脂類を大量に添加したアブラまみれのアイス!!
・まだ・・・・マシなのは 「ガリガリくん」ですかね。。。。ただ。。角砂糖8個分ですが・・・
・チョコレートも国産では「明治のミルクチョコレート」だけ!!
・お菓子やアイス、シェイクの・・・あの滑らかな食感はショートニングや植物性油脂類のなせる業です!!!!
こんな感じでは食べる物が無くなってしまいます。。。。でも 肥満が気になる年頃の父兄の方々や成長期の選手にも共通の注意事項でね!!!!
昔ながらのお菓子は大体大丈夫。。。。「手焼きせんべい」「寒天」「干し芋」「八ツ橋」「お餅」etc...
こんなの。。。食べていたら。。。。太りませんね〜!!!
お料理をする際は・・・・有効に動物性油脂を活用しましょう!!!
ex......野菜炒めの際はお肉をしっかり炒めて、そこから出る油で野菜を炒める等々